尖圭コンジローマは、性器にヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus:HPV)6型か11型が感染してできる腫瘤です。
潜伏期が3週〜8ヶ月と長いため、感染機会がわからないことがあります。陰茎や陰部周囲皮膚に特徴的な疣贅(ゆうぜい:できもののことです)ができます。
尖圭コンジローマ
陰部にイボができる尖圭コンジローマ。
軽度のものから、巨大なカリフラワー状になるものも。
このような症状がある方
- 腫瘤ができている
- かゆみがある
- 陰部にイボができている
- イボがくっつき巨大なカリフラワー状・鶏冠(トサカ)状に大きくなっている
症状
Doctor's Voice
鶏のとさかの形とかカリフラワー状と表現されるできものが亀頭や包皮にできるのが特徴ですが、実際には小さなできものが多発したり肛門や尿道に出現したり多彩です。
AGクリニック院長 乙供医師
診断方法
経験豊富な医師がみればある程度判断できます。正確に調べる時には一部組織を採取して顕微鏡で確定します。
治療方法
塗り薬、凍結、レーザー蒸散や切除による外科的療法があります。
- ■ 塗り薬
- 塗り薬のベセルナクリーム®️は塗っている周囲の正常な皮膚が赤く腫れてしまい、途中で中断しなければならないことがあります。
- ■ 凍結
- 液体窒素で凍結壊死させる方法が簡単です。
大きな疣贅には効果が出にくいことと、何回か繰り返す必要があるのが欠点です。
- ■ 切除
- 切除は局所麻酔が必要ですが、ある程度大きな疣贅も対応できます。ただし、どの治療法でも20〜30%は再発しますので、治療後もしばらくは再発していないか注意深い観察が必要です。
治療の流れ
FLOW
STEP.1 来院
まず完全個室の診察室にご案内いたします。保険診療が可能な内容の場合は保険証の提示が必要です。
その後、カルテ作成に必要な情報をご記載いただきます。内容をもとにすぐにカルテを作成いたします。
お飲物を飲みながらリラックスしてお待ちください。
STEP.2 カウンセリング
保険診療で扱えない検査がいくつかありますが、このときにご説明いたします。 ・症状はいつからあるのか? ・どのような症状なのか? ・これまで性感染症にかかったことはあるのか? ・現在特定のパートナーがいて、感染させている可能性がありそうか?このような内容を確認させていただきます。
STEP.3 診察・治療
診察は処置室に移動して、プライバシーが完全に確保された個室で行いますので、他の方に見られることはありません。採血検体の採取や焼灼処置もこの部屋で行います。尿検査はトイレでご自身で採取していただきます。点滴治療が必要な場合もこちらのベッドに横になったままリラックスして受けられます。
STEP.4 薬のお渡し
保険診療の場合でも、診察上感染が明らかな場合には同日治療薬を処方いたします。
性感染症治療薬は殆どは院内処方で対応できますので、薬局による必要はありません。
STEP.5 終了〜帰宅
すべて終了しましたら、そのままご帰宅いただけます。
変わったことや、ご不安なことがありましたら、いつでも遠慮なくお問い合わせくださいませ。
Doctor's Voice
性感染症は相談しにくく、不安も大きいと思います。男性スタッフのみでやっているクリニックです。プライバシーにもしっかり配慮して診察を行なっておりますので、相談しやすいと思います。
症状が出ている性感染症であれば、保険対応が可能なことが多いですが、尿道炎のマイコプラズマ・ジェニタリウムやウレアプラズマのように感染が増えていても保険未対応な疾患もあります。自費も含めて各種検査・治療に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
AGクリニック院長 乙供医師
尖圭コンジローマ 料金一覧(税込み)
- 尖圭コンジローマ凍結治療1-2部位
- 4,400円
- 尖圭コンジローマ凍結治療3-5部位
- 6,600円
- 尖圭コンジローマ凍結治療6-8部位
- 8,800円
- 尖圭コンジローマ凍結治療9部位以上
- 11,000円
- 尖圭コンジローマ電気メス治療1個
- 55,000円
- 尖圭コンジローマ電気メス治療2個以上
- 110,000円