クラミジア、トリコモナス陰性の尿道炎ではマイコプラズマ(Mycoplasma genitalium)やウレアプラズマが原因の可能性があります。
症状はクラミジアに似ていて、治療もかつてはクラミジアと同様だったためにクラミジアを疑って治療すれば治っていました。しかし近年、急速な抗菌薬耐性が問題になっています。
クラミジアと同じ治療では治せないことが多いため、積極的に検査を行い、見つけた時にはしっかりとマイコプラズマ・ウレアプラズマを狙った抗菌薬治療を行う必要があります。
マイコ・ウレアプラズマ
クラミジアでも淋菌でもない尿道炎の原因菌
尿道炎の20%程がマイコプラズマ・
ウレアプラズマが原因です。
このような症状がある方
- 陰部に不快感がある
- 少量の分泌物がでる
- 陰部に軽いかゆみがある
- 排尿痛がある
- 下着が汚れることがある
- 尿道炎かも…
問題点
淋菌とマイコプラズマ、ウレアプラズマは抗菌薬に対する抵抗をつけるスピードがとても早く、世界的に問題になっています。今後は治療薬の効かない尿道炎が出てくる可能性がある、と言われています。
検査方法
淋菌やクラミジアと同じく、尿検査とうがい検査で行います。
治療方法
Doctor's Voice
現在推奨されている治療方法がありますので、まずはその治療を行います。
それでも効果がない場合、各国から様々な治療経験を発表した論文がありますので、それらの知識も必要になる可能性があります。
AGクリニック院長 乙供医師
治療の流れ
FLOW
STEP.1 来院
まず完全個室の診察室にご案内いたします。保険診療が可能な内容の場合は保険証の提示が必要です。
その後、カルテ作成に必要な情報をご記載いただきます。内容をもとにすぐにカルテを作成いたします。
お飲物を飲みながらリラックスしてお待ちください。
STEP.2 カウンセリング
保険診療で扱えない検査がいくつかありますが、このときにご説明いたします。 ・症状はいつからあるのか? ・どのような症状なのか? ・これまで性感染症にかかったことはあるのか? ・現在特定のパートナーがいて、感染させている可能性がありそうか?このような内容を確認させていただきます。
STEP.3 診察・治療
診察は処置室に移動して、プライバシーが完全に確保された個室で行いますので、他の方に見られることはありません。採血検体の採取や焼灼処置もこの部屋で行います。尿検査はトイレでご自身で採取していただきます。点滴治療が必要な場合もこちらのベッドに横になったままリラックスして受けられます。
STEP.4 薬のお渡し
保険診療の場合でも、診察上感染が明らかな場合には同日治療薬を処方いたします。
性感染症治療薬は殆どは院内処方で対応できますので、薬局による必要はありません。
STEP.5 終了〜帰宅
すべて終了しましたら、そのままご帰宅いただけます。
変わったことや、ご不安なことがありましたら、いつでも遠慮なくお問い合わせくださいませ。
Doctor's Voice
性感染症は相談しにくく、不安も大きいと思います。男性スタッフのみでやっているクリニックです。プライバシーにもしっかり配慮して診察を行なっておりますので、相談しやすいと思います。
症状が出ている性感染症であれば、保険対応が可能なことが多いですが、尿道炎のマイコプラズマ・ジェニタリウムやウレアプラズマのように感染が増えていても保険未対応な疾患もあります。自費も含めて各種検査・治療に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
AGクリニック院長 乙供医師
マイコプラズマ・ウレアプラズマ検査料金一覧(税込み)
- 咽頭マイコプラズマ・ウレアプラズマ検査
- 8,800円
- 尿道マイコプラズマ・ウレアプラズマ検査
- 8,800円
- マイコウレア治療内服のみ
- 11,000円