男性更年期治療

更年期障害は「男性」にも起こります。
治療することで症状が改善し、QOL(生活の質)の向上も!

長い間、更年期障害とは女性特有の症候群と考えられていましたが、男性にも認められることがわかってきました。

男性更年期障害は男性ホルモンの低下と密接な関係があることがわかっており、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群 ロー症候群)と呼ばれています。

加齢とともに男性ホルモンはなだらかに低下するため、症状がいつ出てくるか、どの程度でるかに個人差があり、気づきにくいのが特徴です。

若い頃と比べてこのような症状がある方

  • 疲れやすい
  • ほてり、のぼせ、多汗がある
  • 不眠に悩む
  • 不安を感じやすい
  • 性欲が低下した、勃起力が弱くなった

上記のような症状が出たときには…

『LOH症候群の可能性があります。』
男性ホルモンが若い頃と比べて下がっているのであればそれを改善する生活習慣を心がけたり、男性ホルモンを補充することで改善することができます。

検査方法

  問診
各種問診票を用いて、男性ホルモン低下の症状がないか、性機能が低下していないか、前立腺肥大症などによる排尿機能が低下していないかを確認します。
男性ホルモン補充療法を行うことができない持病がないかを確認します。
  • 心血管系既往
  • 肝機能
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 排尿機能
  • 前立腺癌家族歴などを確認します。
  採血
男性ホルモンは赤血球産生、糖代謝、脂質に影響するのでこれらを評価するために採血と採尿を行います。
  • LH黄体形成ホルモン:男性ホルモン低下の原因が脳下垂体か?精巣か?など
  • FSH卵胞刺激ホルモン:同上
  • PRLプロラクチン:高プロラクチン血症がないか?
  • 遊離テストステロン:男性ホルモン低下があるか?
  • PSA:前立腺癌・前立腺肥大症があるか?
  • FT4/FSH:甲状腺機能低下症がないか?
  • 赤血球:男性ホルモン補充で多血症のリスクあるため治療前の数値は正常か?
  • 生化学:肝機能・腎機能・脂質レベルに異常がないか?
  触診
男性ホルモン補充療法を行えるかどうか、前立腺のサイズ確認や癌がないか前立腺を触って確認します。
睾丸のサイズやペニスの形態も確認します。
  • 前立腺触診検査:前立腺肥大症・前立腺癌の可能性はないか?
  • ペニスサイズ確認・精巣容積測定:遺伝子疾患の可能性はないか?

治療方法

男性ホルモンの低下がほとんどない方でも、若い頃はもっとホルモン分泌が多かった方で、相対的に年齢とともに下がっていて症状がある方もいらっしゃいますので注意が必要です。

そういう場合は「筋力トレーニング」、「十分な睡眠」、「アルコールを控える生活」など、男性ホルモン分泌を促す生活から始めるのも一つの方法です。

また、勃起障害やうつ症状など特定の症状で悩んでいる場合は、個別の治療で生活の質が改善することもあります。

LOH症候群を疑う症状があり、男性ホルモンの低下がある場合はホルモン補充療法ができるかを考慮します。
前立腺癌や前立腺肥大症のある方、多血症、肝腎機能障害、夜間睡眠時無呼吸症候群などを指摘されたことのある方は、男性ホルモン補充を行えないことがありますので上記の検査結果を確認した上で補充を開始します。

※日本で現在使用できるホルモン補充方法には『注射』と『クリーム』があります。

Doctor's Voice

これまで男性更年期障害はあまり認知されておらず、歳のせい、で済ませている方も多かったのですが、医学的に治療することで若い頃のエネルギーを取り戻せます。

症状に心当たりのある方は、お気軽にメール相談、受診相談にいらしてください。

AGクリニック院長乙供医師

AGクリニック院長  乙供医師

注射

注射は即効性があります。効果を実感しやすく、改善に合わせて投与量を調整しやすいのもメリットです。
漫然と使っていると、男性ホルモンを自分で分泌する能力が下がってしまうことがありますし、上記の副作用が起こっていないかも含めて注意深い観察が必要です。

テストステロンクリーム(アンドロフォルテクリーム)

男性ホルモンであるテストステロンが低下してきたときに、外からホルモンを補充する治療方法があります。
注射と塗り薬がありますが、注射は下がっているテストステロンを即効性に高める作用があり、塗り薬は血中濃度の維持に使用されます。

日本では1%製剤のみ認可を受けておりますが、血中濃度を保つには濃度が薄いため、当院では5%のクリームであるアンドロフォルテをご用意しております。アンドロフォルテクリームは日本では処方医薬品として認可されていない塗布薬です。

  副作用
塗布部位の発疹・発赤・痒み・かぶれ・腫れなどの皮膚症状が出ることがあります。テストステロン上昇により排尿障害、脂漏性湿疹などの症状がでることもあります。
  禁忌
アンドロフォルテクリームを使用できない方
  • 本剤の成分でアレルギーや副作用が現れたことがある方
  • 前立腺癌と診断された方・その治療後の方
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 女性や未成年の男性
  注意点
アンドロフォルテクリームの使用に関して注意が必要な方
  • 医薬品や化粧品で皮膚に異常が現れたことがある
  • 敏感肌やアトピー性皮膚炎
  • 肝障害
  • 腎障害
  • 高血圧などの心血管疾患
  • 前立腺肥大症

Doctor's Voice

男性ホルモンを補充する方法として、毎日塗ることで血中濃度を高く保てるのが大きなメリットです。
同じ部分に塗ることを避けることで、かゆみや皮膚の発赤を減らすこともできます。お気軽にご相談ください。

AGクリニック院長乙供医師

AGクリニック院長  乙供医師

治療の流れ
FLOW

STEP.1  来院

来院風景画像

まず完全個室の診察室にご案内いたします。
その後、カルテ作成に必要な情報をご記載いただきます。内容をもとにすぐにカルテを作成いたします。お飲物を飲みながらリラックスしてお待ちください。

STEP.2  カウンセリング

男性更年期治療カウンセリング風景画像

ご予約優先ですので、すぐにカウンセリングになります。
初診の方は、まず診断に必要な問診票にご回答いただきます。
この問診票により、性機能・排尿機能障害の程度を評価します。
次に持病・アレルギーの有無や、いつから・どの程度日常生活に支障があるかを確認いたします。

STEP.3  診察

男性更年期治療診察風景画像

初診の方は採尿をトイレで行っていただいた後に、プライバシーが完全に確保された処置室で、実際にペニスや睾丸の診察と、ホルモンや内臓機能評価の採血を行います。その後前立腺の触診をさせていただきます。
肛門から大腸壁を介しての触診ですが、麻酔ゼリーを用いますので苦痛はありません。再診の方は前回の検査結果をお渡しし、内容をご説明いたします。男性ホルモンの程度に合わせて、男性ホルモンの筋肉注射を行います。

STEP.4  薬のお渡し

男性更年期治療薬のお渡し風景画像

男性ホルモンクリームが必要な方にはそのまま院内でお渡しいたします。
お会計も診察室で行います。
現金・各種キャッシュレス決済に対応しております。

STEP.5  終了〜帰宅

終了〜帰宅風景画像

すべて終了しましたら、そのままご帰宅いただけます。
筋肉注射を受けたところがしばらく痛むことがありますが、多くはすぐに改善いたします。

Doctor's Voice

男性更年期障害は緩やかな男性ホルモンの低下によるもので、症状は緩徐に出現するため、ご本人もいつから起こっているかわからないことが多いです。
しかし、注射による治療効果は即効性があり、以前の活動力、エネルギーが湧き上がるのを自覚できる方が多いです。
治療中は筋力トレーニングも率先して行ってみてください。
筋量増大効果がありますし、ウェイトトレーニングでより男性ホルモンが分泌されます。是非以前のエネルギーを取り戻して、お仕事も遊びも楽しみましょう!

AGクリニック院長乙供医師

AGクリニック院長  乙供医師

男性更年期治療 料金一覧(税込み)

男性更年期初回採血
22,000円
ネビド(NEBIDO)筋注
33,000円
テストステロンウンデカン酸1000mg筋注
29,700円
テストステロンクリーム(アンドロフォルテクリーム)5%
37,500円
テストステロンジェル10%
49,500円
男性更年期フォロー採血
8,250円
成長ホルモンドック
22,000円
テストステロンエナント酸125mg筋注
7,700円
テストステロンエナント酸250mg筋注
13,200円
HCG5000単位筋注
11,000円
クロミフェン塩酸錠50mg10錠
5,500円
マイクロアレイ検査ドック
110,000円
Flora Scanフローラスキャンドック
22,000円
ホルモン年齢ドック
22,000円
LOX-INDEXロックスインデックスドック
16,500円
クロミフェン塩酸錠50mg30錠
12,100円
アリミデックス錠1mg30錠
22,000円
ノルバデックス錠10mg50錠
12,100円
ノルバデックス錠10mg100錠
22,000円
エレクトメーター
2,200円
バルクアップサイクルSD6週間
198,000円
バルクアップサイクルSSDD6週間
356,400円

男性更年期

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