医療レーザー脱毛の使い分け
2022/08/27
院長の太郎です。
医療レーザー脱毛の使い分けについてのお話です。
脱毛に使用される医療レーザーは、アレキサンドライト・ダイオード・ヤグレーザーが多いと思います。
場所や好みに合わせてこれらを使い分けて完全な脱毛を目指します。
当院ではダイオードレーザーとヤグレーザーを使用しております。
アレキサンドライトレーザーはダイオードレーザーと並んでとても普及しているレーザーです。毛根に選択的にダメージを効率的に与えることができ、痛みもヤグレーザーよりも柔らかいため使いやすいです。
深い毛根にはエネルギーを届かせにくいため、男性のヒゲやVIOなど毛根の深いところでは効果が出にくいことがあります。
ダイオードレーザーは打てるスピードが速く、広い範囲を一度に脱毛するときに効率的です。痛みもヤグと比べるとマイルドです。
一撃で毛根にダメージを与える方法のほか、弱いエネルギーを重ね打ちすることでじんわりと熱を皮下にためて脱毛する蓄熱脱毛が可能な機械も増えています。
最近はいくつかの波長のレーザーをブレンドして出力する機械も出てきており、深い毛根にも効果的なダメージを与えられるようになってきています。
ヤグレーザーは深い毛根に効果を届かせられることと、皮膚の色調の影響を受けにくいのが特徴のため、毛根が深くて日焼けをしていることの多い男性向けの脱毛機といえます。毛嚢炎などの上皮の副作用も生じにくいです。そうすると男性にはヤグレーザーが最高とお考えになられると思いますが、実際そう思います。
ただし一番大きな欠点があります。すべてのレーザーの中で最も痛いレーザー脱毛になります。
上記の特徴を踏まえまして、
私の使い分け、おすすめの仕方ですが
狭い範囲、日焼けの強い、毛嚢炎を起こしたくない部分にはヤグレーザーをお勧めしています。
ヒゲ脱毛や色素沈着の強い方のVIOなどにとても相性が良いです。
腕や体幹、足など広い範囲を一度に行う場合はダイオードレーザーが一押しです。ヤグレーザーでは痛すぎて、途中で止めたくなってしまいます、、
これらの部位はヒゲやVIOと比較して毛根が浅いためダイオード向きですし、当院の3波長ダイオードは深い毛根でも反応させられます。
胴体や手足で日焼けのとても強い方の場合、同じダイオードレーザーでも1ショットずつ毛根に確実なダメージを与える方法ではなく蓄熱式を選択します。3波長ダイオードは他機種のように無痛の脱毛、とは決して言えない痛みはあるのですが、効果が出せます。
レーザー脱毛にご興味がある方はぜひ一度ご来院ください。肌の様子や毛量に合わせて、適切な脱毛方法をご提案いたします。