幹細胞上清治療とは

2022/10/05

院長の太郎です。

幹細胞というものがあります。
私が皆さんにおはなしするときには、受精卵をイメージしていただいています。
受精卵一個が2個、4個、8個、16個、、、と分裂していき、あるものは髪、あるものは眼、あるものは皮膚、あるものは肝臓、、など全く機能も見た目も違う細胞に変わります。

このようにどんな細胞にも変化できる能力のある細胞を幹細胞といいます。

人工的に幹細胞が作れるかも、と期待されたのがiPS細胞です。

こちらはその後の10年で進捗が芳しくないのですが、この10年で進んだこととして、幹細胞は受精卵に限らずヒトの体内にたくさんあることが分かったことでした。

脂肪、骨髄、臍帯、羊膜、歯髄などの幹細胞がそれにあたります。

幹細胞をとってきて培養して増やして自分に戻す治療が数年前大流行しました。

ただし、幹細胞は自分のものでないと拒絶反応が起こるため、自分の脂肪をとって脂肪由来の幹細胞を培養する過程が必要なため大変大きなコストがかかります。高い治療費が難点でした。

また、幹細胞も老化することがその後わかりました。そのため30代の方が幹細胞を増やして戻すのと、80代の方が戻すのではメリットに大きな差が出てしまうことと、永久に若返るためにできる治療ではないということです。

一方動物実験では、若い幹細胞が年取ったマウスの細胞の機能を若返らせることが分かったために再度盛り上がりも見せています。

またもう一つ、幹細胞が周囲の細胞を若返らせる(パラクライン効果といいます)のには幹細胞そのものではなく、その中に含まれる成長因子やリボソームを代表とする細胞小器官が働くことがわかってきました。

そのため近年では、幹細胞を培養した時の培養液のみを治療に使用する方法が確立されてきています。この培養液を幹細胞上清といいます。

幹細胞上清には幹細胞から分泌される豊富な成長因子と、細胞小器官が豊富に含まれます。

そして細胞を除去することで、ほかの方由来の上清を治療に使用しても拒絶反応が起こらないメリットがあります。

若い方の幹細胞の能力をご高齢の方も享受できる可能性があるということです。

ほかの方のタンパク質が含まれる治療製剤を使う場合の注意点は
①感染症のリスク
②アレルギー反応
③献血が行えなくなること

こちらが代表的なものです。

今幹細胞上清が大きな注目を集めているために、有象無象の業者さんたちが上清をつくっている状況です。

当院で幹細胞上清を卸す業者さんを決めた決定的な理由は
①感染症検査をきわめて厳密に、複数回行っていること
②混ぜ物のない純粋な培養を使用していること

この2点です。

混ぜ物!嘘のような話ですがあります。
感染症についても本当に検査をしているのか?もしくは幹細胞採取の時の検査のみで陰性といっていないか?こちらはかなりしつこく確認しました。なぜかというとすべての感染症にはウィンドウピリオドといって、かかっているのに検査では陰性になる期間があるためです。

こちらを確認できる業者さんを見つけたため、当院では幹細胞治療を再開しております。

海綿体注射・AGA治療もしくは点滴治療です。

EDの改善で効果がみられるデータが多いのですが、自分に試したときは遅漏が改善しました(笑)

ただしこちらはエビデンスがあるわけではありません、、それでもほかにも当院のお客さまで改善した方もいらっしゃいました。

まずはお気軽にご相談ください。2022.10.05現在初めての方はモニター価格でのご提供になります。