AGA(男性型脱毛症)と男性ホルモンの関係性とは?3つの治療法を解説
2023/06/15
AGAとは男性に見られる薄毛の症状であり、男性ホルモンであるテストステロンが深く関係しています。主に3つの治療法があり、適切な治療を行えば十分改善できます。
そこで本記事では、AGAや男性ホルモンの関係性、AGAの治療法などについて詳しく解説します。
AGAとは
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称であり、男性特有の薄毛の症状です。AGAになると、前髪の生え際や頭頂部が後退したり、薄くなったりするといった症状が現れます。
放っておくと症状が進行して、前頭部や頭頂部にあるすべての髪がなくなってしまう可能性があります。後頭部の真ん中あたりまで髪が後退するため、最終的には側頭部に生えている一部の髪だけが残される形となるかもしれません。
AGAには、以下の3つの種類が存在します。
- M字型
- O字型
- U字型
それぞれの種類について、詳しく解説します。
M字型
M字型とは、前髪の生え際から毛が薄くなっていくタイプです。左右の生え際が後退するようになくなっていきます。前方から見たとき額の形がアルファベットのMに見えることから、M字型と呼ばれるようになりました。
生え際の境目が分かりづらくなったり、額が広くなっていたりしていると感じる方は、M字型の可能性が高いです。
O字型
O字型とは、頭頂部の髪が薄くなるタイプです。地肌が薄く透ける程度から始まり、症状が進むにつれて髪の量が少なくなっていきます。上から頭を見た際に、アルファベットのOのように髪が少なくなっていることからO字型と呼ばれています。
AGAは主に前髪の生え際から後退するケースが多いですが、O字型の場合には頭頂部に症状が出やすいです。頭頂部は生え際に比べて自分でチェックするのが難しい場所なので、手で触れて髪の量をチェックすれば早期発見しやすいです。
U字型
U字型は、生え際と頭頂部の両方が薄くなるタイプです。症状が進行しても、側頭部や後頭部の毛は残るため、頭上から見てアルファベットのUのように見えることからU字型と呼ばれています。
他の2つのタイプと比べて、薄毛に見られやすいため髪型などを工夫すると良いでしょう。
男性ホルモン(テストステロン)とは
テストステロンとは、副腎や睾丸で生成される男性ホルモンです。記憶力を高めたり、骨格や筋肉を発達させたりする働きが期待されています。しかし、20代から徐々に分泌されにくくなっていく特徴があります。男性における加齢による心身の不調は、テストステロンの減少が関係しているとされています。
AGAと男性ホルモン(テストステロン)の関係性
テストステロンはAGAにも深く関係しています。テストステロンは、5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結合してAGAを引き起こします。
5αリダクターゼはテストステロンと結びついて、ジヒドロテストステロン(DHT)に変わります。ジヒドロテストステロンは、髪の成長に悪影響を与えてAGAを発症させるのです。
AGAの治療法
AGAと疑わしい症状が見られたら、すぐクリニックなどの医療機関に相談しましょう。適切な治療を早めに行えば、AGAの症状を改善できる可能性が高まります。
AGAの具体的な治療法は、以下の2つです。
- AGA内服薬
- AGA治療ローション塗布
それぞれの詳細を分かりやすく解説します。
AGA内服薬
一般的にはAGAの治療には薬が使われ、主に内服薬が処方されます。AGA内服薬では、プロペシアなどの5-α還元酵素阻害薬が処方されるケースが多いです。
5-α還元酵素阻害薬は5-α還元酵素を失活させて、男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変換されないようにする働きがあるとされています。ジヒドロテストステロンが減少すれば、毛根が休眠期に移行しづらくなるため薄毛の進行抑制に役立ちます。
AGA治療ローション塗布
AGA治療ローション塗布とは、頭皮に塗布薬を塗って行う治療法です。頭皮を清潔にして、薄毛が気になる部分に塗るだけですので、手軽に行えるメリットがあります。
また副作用が少なく、内服薬と併用できる点から多くの方に行われています。
まとめ
AGAとは、男性特有の薄毛の症状です。40代に見られるケースが多いですが、若いときでも起こる場合がありますので、気になったらすぐにクリニックなどの医療機関を受診しましょう。早めに診察を受けて適切な処置をしておけば、症状を改善できる可能性が高まります。
銀座銀クリニックは、AGAなど男性の悩みに特化したクリニックです。豊富な知識と経験から、症状に合った適切な診察を行います。リラックスして診察を受けられる環境を整えていますので、AGAなどにお悩みの方はぜひお気軽にご来院ください。