切らない包茎手術とは?効果はある?メリット・デメリットや手術の種類を解説

2023/01/06

体にかかる負担の大きさが心配で、包茎手術を敬遠している方は多いかもしれません。そんな方へのおすすめなのが、「切らない包茎手術」です。本記事では、切らない包茎手術のメリット・デメリットと費用相場、そして3種類の手術法について詳しく解説します。

包茎手術は大きく2種類に分けられる

男性に説明する医師

包茎手術は「包皮を切る手術」と「包皮を切らない手術」の2種類に分けられます。まずはそれぞれの手術法について簡単にご紹介しましょう。

包皮を切る手術

包皮治療において、もっともメジャーな方法です。平常時と勃起時のサイズを比較して、平常時に余る包皮を切除して縫合します。確実性が高い方法ですが、メスを使うため恐怖を覚えやすいことがデメリットでしょう。

包皮を切らない手術

包皮を切らない手術としては、ペニスのサイズ自体を大きくさせる「長茎術」と「亀頭増大術」のほか、糸やのりを使って包皮を固定する方法があります。単純に包茎を改善させるだけでなく、ペニスのスケールアップを目指せる点や包皮を切る手術と比べて完治までの時間が短くなりやすい点などがメリットです。

包皮を切らない包茎手術の種類

包皮を切らない包茎手術の種類は、以下の3種類があります。

<包皮を切らない包茎手術の種類>

  • 長茎術
  • 亀頭増大術
  • 糸・のりを用いた包茎手術

それぞれの治療法をわかりやすく解説します。

長茎術

陰茎を長くすることで包皮を押し下げ、包茎を解消させる手術法です。恥骨付近にある靭帯と、下腹部の皮膚を糸で結んで固定します。埋没していたペニスを露出させられるため、余った包皮を減らすことができ、包茎からの脱却を目指しやすくなります。

亀頭増大術

亀頭を物理的に大きくさせることにより、包皮が亀頭を覆わないようにする手術法です。人体に悪影響を及ぼすリスクの少ない「ヒアルロン酸」などを注入して亀頭の形を整えます。ただしヒアルロン酸は体内に吸収されるため、効果が永続することはありません。

糸・のりを用いた包茎手術

医療用の糸やのりを使った包茎手術です。皮同士を接着させることで包皮を短くして、亀頭を露出させます。20~30年ほど前まではメジャーな治療法でしたが、最近ではその他の治療法の安全性・確実性が向上したことにより、あまり行われなくなりました。

切らない包茎手術の3つのメリット

仲良くソファーに座るカップル

切らない包茎手術の主なメリットは、以下の3点です。

<切らない包茎手術の3つのメリット>

  1. 手術の跡が残りにくい
  2. すぐに性行為が可能になる
  3. 施術時間が短い

それぞれについて詳しく解説しましょう。

①手術の跡が残りにくい

切らない包茎手術の場合、手術の跡が残りにくいことがメリットです。メスを使った手術では、包皮を切除した箇所などが目立つ可能性があります。ペニスを見られたときに、手術した過去を悟られたくないという方は、切らない包茎手術を受けると良いでしょう。

特に「長茎術」の場合、治療においてペニスにはほとんど手を加えません。亀頭周辺の見た目は現在と変わらないため、亀頭部分を見られただけでは包茎手術を受けたことがバレる心配はまず無いでしょう。

②すぐに性行為が可能になる

治療後のダウンタイムが短い点も、切らない包茎手術のメリットです。包皮の切除などを伴う場合、性交や自慰行為を再開できる状態に回復させるまでに長い時間がかかります。できるだけ早く完治させたい方にも切らない包茎手術がおすすめです。

特に亀頭増大術の場合、平均して術後7日程度で性行為や自慰行為が可能になります。万が一、内出血などの症状が見られたとしても、術後10日も経過すれば痛々しさが目立つこともなくなるでしょう。

③施術時間が短い

切らない包茎手術の治療法は非常にシンプルで、施術に時間がかかりません。ダウンタイムだけでなく、施術時間そのものを短縮させられる点もメリットです。施術にかかる時間が短ければ、忙しい方でも治療を受けやすく、体にかかる負担も軽減しやすくなります。

切らない包茎手術の3つのデメリット

しかし、切らない包茎手術には以下の3つのデメリットがあります。

<切らない包茎手術の3つのデメリット>

  1. 重度の包茎には効果が無い
  2. 効果が実感しにくい
  3. いびつな形になる場合がある

デメリットも正確に把握したうえで、最適な包茎治療の方法を選びましょう。

①重度の包茎には効果が無い

切らない包茎手術が効果的なのは軽度の仮性包茎のみで、重度の包茎には効果がありません。勃起時に包皮が陰茎を締め付ける「カントン包茎」や、勃起時にも亀頭の大部分を露出できない「真性包茎」には切らない手術法はできないでしょう。

②効果が実感しにくい

包皮を切除しないため、皮が余った状態はそのまま続きます。そのため手術を行ったとしても確実に効果が出るとは限らず、包茎から脱却できない可能性がある点に注意しましょう。

③いびつな形になる場合がある

包茎手術を行った結果、亀頭がいびつな形になる可能性があります。特に注意したいのが亀頭増大術です。亀頭増大術では主にヒアルロン酸の粒子を注入して亀頭を膨らませますが、粒子が体内に吸収されるまでにかかる時間にばらつきが生じた結果、亀頭がデコボコになる場合があるため注意しましょう。

切らない包茎手術にかかる費用相場

電卓と聴診器

切らない包茎手術にかかる費用相場をお伝えします。

【切らない包茎手術にかかる費用相場】

治療方法費用相場
長茎術20~25万円
亀頭増大術5~50万円
糸・のりを用いた包茎手術3~5万円

どの手術法も根本的な解決が難しく、効果が出ない場合がある点には注意が必要です。なお確実な効果に期待できる切る包茎手術を選んだ場合、費用面では切らない包茎手術と大差ありません。メリット・デメリットを考えて手術法を選ぶと良いでしょう。

まとめ

切らない包茎手術のメリットには、手術の跡が残りにくい点やすぐに性行為が可能である点、施術時間が短い点があります。ただし重度の包茎には効果が無く、仮性包茎だとしても確実に効果が出るとは限りません。メリット・デメリットを把握したうえで、自分に合った手術法を選びましょう。

銀座銀クリニックでは、長茎術や亀頭増大術といった切らない包茎手術のほか、包皮を切除する包茎手術も行っています。プライバシーを確保した完全個室でご相談に応じ、最適な手術法を提案しますので、包茎治療をお考えの方はぜひ当院をご利用ください。