美容内服に興味があるものの、「どのような種類があるのか」「費用はどのくらいかかるのか」などさまざまな疑問や不安から、なかなかクリニックなどに足を運べない方も多いのではないでしょうか。美容内服で処方される薬にはさまざまな種類があるため、自分に適したものを使うことが大切です。
そこで本記事では、美容内服の概要やメリット、注意点などについて詳しく解説します。
美容内服とは
美容内服とは、健康や美しさを保つ上で必要となる栄養素を薬で補う方法です。ビタミンやL-システインなど美容に欠かせない成分を多く摂取できるので、大きな美容効果が期待できます。
サプリメントとの違い
美容に役立つ製品には、サプリメントも挙げられます。しかし、薬とサプリメントでは、含まれている有効成分で大きな違いがあります。
美容内服で使用する薬は、医薬品に指定されています。そのため、美容内服では医療機関のみで処方される有効成分が配合されているので効果が期待できるのです。
美容内服の3つのメリット
美容内服には、主に以下の3つのメリットが存在します。
- 身体の内側からアプローチできる
- 医療機関のみで処方が認められる内服薬も扱っている
- 直接的な肌への負担が少ない
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
身体の内側からアプローチできる
美しさを保つためには、適切な量の運動や睡眠といった内側からアプローチする必要があります。しかし仕事や家事で忙しいと、思うように健康習慣を維持できないケースもあるでしょう。そこで美容内服を利用すれば、多忙な状況でも内部からのアプローチをスムーズに行いやすくなります。
医療機関のみで処方が認められる内服薬も扱っている
美容効果が期待できる内服薬は、ドラッグストアなどでも購入可能です。しかし美容クリニック等で美容内服の治療を行えば、医療機関のみで扱っている内服薬を処方してもらえます。専門家である医師の診察によって最適な内服薬を処方してもらえるので、より大きな効果が期待できます。
直接的な肌への負担が少ない
美白を目指した内服薬は、肌に直接負担やダメージをかけにくい特徴があります。美白に憧れている人の中には、「肌が弱いため医療行為を利用するのは怖い」と感じているケースも少なくないのではないでしょうか。しかし、内服薬ならば肌に直接的な負担をかけずに美白効果を期待できるため、安心して利用できるでしょう。
美容内服の注意点
美容内服にはさまざまなメリットがありますが、あらかじめ知っておくべき注意点も存在します。
- 医薬品なので一定のリスクがある
- 疾患がある場合は服用できないケースもある
美容内服を利用する前には、ぜひチェックしておきましょう。
医薬品なので一定のリスクがある
美容内服薬は医薬品であるため、副作用やリスクがある点を理解しておく必要があります。もし美容内服薬の服用後に体調面で問題が見られた場合には、必ず医師に相談しましょう。
疾患がある場合は服用できないケースもある
美容内服で使用する薬は、疾患などがある方は利用できないケースもあります。服用できない可能性のある薬の代表例としては、トラネキサム酸が挙げられます。トラネキサム酸には、血栓溶解を抑制する作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞などの疾患がある方には処方できません。
ほかにも日常的に使用している薬や抱えている病気によっては、美容内服が行えない恐れがあります。自身が美容内服による治療を受けられるのかどうか不安な方は、必ず医師に相談しておきましょう。
美容内服の種類
美容内服薬には、以下のようにさまざまな種類が存在します。
- UPX(サプリメント)
- トラネキサム酸錠
- シナール配合錠
- ハイチオール錠
- その他の美容内服
期待できる効果は、薬によって大きく異なります。それぞれの薬の詳細については以下で解説しますので、どの薬が自身に合っているのかチェックしてみてください。
UPX
UPXには、主にビタミンAやビタミンDなどのビタミンとカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。銀座銀クリニックで扱っているUPXは、低温製造によって熱による栄養素の不活性化を防いでいます。
UPXを服用すれば、健康な骨をキープしたり、骨粗しょう症や動脈硬化のリスクを低下させたりする効果が期待できます。そのほかにも疲労回復効果が期待できるので、仕事で疲れているサラリーマンの方にもおすすめです。
トラネキサム酸錠
トラネキサム酸錠には含まれるトラネキサム酸では、シミの抑制効果が期待できます。そのため、肌のシミが気になる方におすすめです。
しかし、トラネキサム酸錠には血栓溶解を抑える作用があります。そのため、心筋梗塞や脳梗塞といった血栓がリスクになる疾患をお持ちの方は使わないように気を付けてください。
シナール配合錠
シナール配合錠には、アスコルビン酸やパントテン酸カルシウムが含まれています。アスコルビン酸には抗酸化作用やコラーゲンの生成を促進する効果があり、パントテン酸カルシウムはアスコルビン酸の吸収を促すとともに代謝を促進する効果があります。
ハイチオール錠
ハイチオール錠はL−システインを含む薬であり、肌のターンオーバーの正常化やシミの改善が期待できます。しかし、多量摂取によってインスリン分泌が抑制されたという報告があるため、糖尿病の方は避けた方が良いでしょう。
プロマックD錠75
プロマックD錠75は肝臓や腎臓、精巣などの器官の働きを促進する効果が期待可能です。ただし過剰摂取すると、血中銅イオンが低下しかねないため注意しましょう。
トコフェロール酢酸エステル錠(ユベラ)
トコフェロール酢酸エステル錠(ユベラ)は主にビタミンEを含む薬で、過酸化脂質の生成やLDLコレステロールの酸化を抑えるとされています。またアンチエイジング効果も期待できます。
その他の美容内服
他にも解毒作用が期待できるグルタチオン錠や、ニキビの治療効果が期待可能なイソトレチノインといったさまざまな美容内服薬が存在します。自身が改善したいと感じている点を医師に相談すれば、適切な薬を処方してもらえるでしょう。
美容内服薬にかかる費用
美容内服薬でかかる費用は、3,000〜20,000円程度です。処方される内服薬の種類や利用するクリニックなどで異なります。
例えばハイチオール錠ならば、30日分で1,500〜3,000円程度です。しかしイソトレチノインでは、30錠で16,000円程度するケースもあります。
まとめ
美容内服薬は医療機関でしか処方できない量の有効成分が含まれているため、サプリメント以上の効果が期待できます。自分に合った内服薬を見つけて、美容にお役立てください。
銀座銀クリニックでは、美容の悩みにも対応している銀座のクリニックです。銀座駅から徒歩0分とアクセスが良いため通院しやすいです。美容が気になる方は、ぜひお気軽にお越しください。