コロナウイルス抗体検査とは?

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院長の太郎です。

2020.08.03 現在、まだまだコロナウイルスが日本含めて世界で拡大しています。

新しいウイルスで未知の点が多いことも、不安の一つだと思います。

最近ではコロナウイルスの抗体検査を行うクリニックがだいぶ増えてきました。
自分がたまに働きに行っている一般病院でも1万円でおこなっているそうで、予約はすぐに埋まってしまっているそうです。

当院でも行うことが可能です。今回はコロナウイルスの抗体検査について述べてみようと思います。

・そもそも抗体とは
ウイルスが初めて体内に入ったときに、体内でそのウイルスを攻撃して排除する機構があり、免疫と呼ばれます。免疫細胞はウイルスを攻撃しながら、更にそのウイルスの特徴を記憶します。一度記憶されたウイルスが2回め体内に侵入してきたときには素早くそのウイルスに合わせた攻撃を行う、すごい機構をヒトはもっています。

抗体は免疫細胞がウイルス(攻撃される側は抗原といいます)を攻撃する時の武器です。免疫細胞から出された抗体はウイルスに付着し、それを弱毒化します。

・抗体を調べると何がわかる?
抗体にも様々な種類があります。例えばIgM(あいじーえむ)とかIgG(あいじーじー)とか。ウイルスが入ってすぐに放出されるのはIgM、それから少し時間が経ってから作られ始め、体内に長くとどまるのがIgGです。

今回でいうと抗原はコロナウイルスですが、コロナに感染しているかどうか調べるのに一番イメージしやすいのはコロナが体内にいるのかを直接調べることです。例えば喉をこすって、その分泌物にコロナウイルスがいればコロナウイルス感染症確定ですね。
PCR検査などがこれにあたります。

・それでは抗体を調べる意味は?
コロナウイルスに特化した抗体が体内にあるということは、一度体内にコロナウイルスが侵入していて、それを免疫細胞が記憶しているということです。
つまりコロナウイルスにかかったことがあるかどうか?がこの検査でわかります。

かかったことはあるが、もうウイルスはいないのか、今現在もウイルスが体内にいて他者に感染させる可能性があるのか?
これについては確実なことはわかりません。IgMがでるならかかり始め、もしかしたら体内にウイルスがいるのかもしれない、と考察するとこはできますが、確定するためにはPCR検査など、抗原検査が必要です。

一番のメリットはコロナウイルスに免疫があることを知ることができることでしょう。免疫があれば、もしもコロナウイルス患者に近づいても感染して体調不良を起こすリスクを減らせるのです。

・本当に抗体があれば万全なのか???????
新しいウイルスなので未知が恐怖なのですが、抗体についても今様々な研究結果や憶測が流れてきています。
個人的に印象深かったのは、コロナの抗体は長持ちしないのではないか?という論文です。コロナウイルスにかかっても、10ヶ月もすると抗体は体内から失われるためまた同じコロナウイルスに罹患する可能性が指摘されています。

ほかにもコロナウイルスは少しずつ変異を遂げるため、抗体があっても別のタイプのコロナには感染するとか。

今日本含めて世界ではワクチン開発に余念がありませんが、上記の可能性が本当だったら全く意味がありません。
ワクチンでつくった抗体が消えてしまう、もしくは型が少し異なるコロナウイルスには無力なわけですから。

ワクチンが役立たない代表はインフルエンザウイルスではないでしょうか?あのワクチンは毎回、この冬に流行るであろうと予測された型のワクチンを作り摂取しています。
ワクチンをうってもインフルエンザにかかる方もいれば、A型は大丈夫だったらB型に罹患した、という方もいるのです。

結論
コロナウイルスの抗体検査は現在出てきている知見からは、そんなにメリットがなさそうに思います。

当院で入れたのは、それでも抗体検査を会社で求められることがあり、困った友人がいたからでした。残りの抗体検査はキャンペーンで希望者には行っていただこうと思っています。
上記の特徴も含めてご興味があれば、お気軽に検査に来てみてください。

乙供太郎

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